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小山内美智子のブログ LinkIconhttp://osanai-michiko.jp

小山内美智子アンビシャスのホームページによくいらっしゃいました。私は理事の小山内美智子です。頭の中でいつも独り言を考えているので、『みち子のひとりごと』というタイトルにしました。

 アンビシャスは、設計段階から現場監督・仕上げまで専門家に任せることなく、障がいをもった者がかかわってきました。建物のスイッチの高さを決めるとき、180cmの人が無理なく手がとどく高さ、車椅子が無理なくとどく高さ両方の高さをはかり、お互いに届きやすい高さにしました。こういう考え方こそ、真のバリアフリー建築だと思います。この理念を多くの建築家に学んでほしいと強く考えています。

 アンビシャスには規則はありません。行事や催し物も障がい者自身が考え企画書を書きます。職員は足りないところをアドバイスするパートナーなのです。ここは障がい者施設ではありません。私たちのオアシスです。自信がでたなら、すぐに地域社会でアパートを借り、暮らしてもいいし、大学に行ったり仕事についたり結婚したり自由です。でも、失敗したとき帰ってきてもいいのです。失敗は人を大きくさせます。アメリカの障がい者たちは「私たちに危険を冒す自由をください」「障がいこそ力なり」とホワイトハウスの前で闘い、ADA法(アメリカ障がい者権利法)を勝ち取り、バリアフリーの社会を築いてきたのです。

 私は[return of happiness](幸福はふたたび)という言葉が大好きです。障がいを持つということは、痒いところを我慢したり、トイレを我慢したり、自分は生きていてもいいのか…ということを思ったり、辛いことを沢山抱え生きています。でも幸福は、生きている間に必ずやってくるのです。黙っていてはだめです。欲しいものは自分の手でつかむのです。

 障がいを持っている皆さん、今何をしたいですか?どこに行きたいですか?何を食べたいですか?あなたの夢は何ですか?その方法はこのホームページによって皆が答えてくれるでしょう。私も自分の経験したことしか言えませんが答えてあげましょう。

 私は施設にいるとき、手が使えないのでお水が飲めなかったのです。辛い思い出です。看護婦さんたちは、「(1).トイレに行ける人だけ飲んでもいい。(2).皆に飲ませない。(3).一口か二口ずつみんなに飲ませる。」という三つの意見に分かれました。あなたならどの看護婦さんが好きですか?私は(3)の看護婦さんをとても尊敬しました。少しでもいいから皆が飲める。それが大切です。飴一個でも、部屋の六人の友達と分け合いました。何やら終戦当時のようでしょう?でも、これが私の経験した現実なのです。医師やリハビリの先生方は過去沢山の間違いを犯してきました。しなくてもよい手術をして、なおさら障がいが重くなった人が沢山います。ベッドにバンドを沢山つけ無理やり立たせる、その行為がリハビリだと思ってきたのです。それは勝手な専門家の知識であり、障がい者の知識ではないのです。これからの障がい者福祉の専門家は私たちとともにチームを組み、一緒に研究することが専門知識だと思います。このことが実現したなら、最高の幸福が私たちのところにやってきます。

 return of happiness!心の中で何度も唱えてください。生きる喜びが一瞬でも感じられることが、私たちの仕事です。